Wiiとテレビの親和性





YouTubeテレビ”続々 Wiiでネットとテレビが融合

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/05/news045.html





 はてなWii向けサービスRimoなど、WiiYouTubeの動画をたれ流しにできる超便利サービスが最近どんどん増えてますよーという記事。僕も何度かお世話になったんだけど、これはホントに便利なんだよねー。

 特に見る番組も無いときとか、曲作ってて「曲作りに集中したいんだけどテレビ消しっぱなしはちょっと寂しい」という時にはちょうどいいかんじ。テレビに張り付いて観るんじゃなくて、流し見用の番組という位置づけで面白い。



 このままの流れで、Wii用の独立したソフトとして「自分で取った動画・静止画を配信できるサイト」ってできるのかなーと思ったけれど、多分任天堂はそれを作ってくれないだろうし(プライバシー情報の流出に繋がるとかいう理由でやらなさそう)、任天堂がのっかってくれないと撮影用の周辺機器も接続不可ってことになりそうだから流石に難しいだろうなあ。

 本国アメリカでは、普通に顔出しで面白動画を作ってるガイジンさん(褒め表現だよ)が多くてすごく愉快なんだけど、日本じゃなかなか顔出しって抵抗感あるんだよなー。この違いってどこにあるんだろう?国民性?





 しかしなんだ、昔はテレビでネットなんてありえねー(特に文字入力の装置の問題で)と思ってたけど、Wiiは自然に使えてビックリだった。多分「オマケ機能」的な位置づけが気持ちを軽くしてたのかもしれない。他2機種についてもこんな感じなのかもしれんけど、この「オマケとしてのブラウザ」という位置づけで、ようやく「ネットをテレビで」という選択肢が正解になりつつあるのかな。

 Wiiでのネット閲覧の問題はやはり文字入力で間違いないんだけど(いやブラウザもフリーズしまくりでダメまってるけど)、これももしかするとカンタンに解決しそうな気がする。なにしろここ最近の僕のネット閲覧は殆ど携帯電話からなので、テンキーさえあればとりあえず入力できるわけだ。ベストはW-ZERO3とかEM・ONEのような入力装置なんだけど、そこまでガチッとしなくても大丈夫な気がしてきた。



 と言いつつも、DSで入力〜というのは是非実現してほしい。メールの返信の時にDSにメール本文を転送して、上の画面に相手のメール(十字キーと各ボタンでコピペ等が可能とか)、下画面で手書きorソフトウェアキーボード入力っていうのも面白そうだし、ブラウザの操作とか、写真チャンネルの写真ラクガキとか、Mii持ち運びですれ違いMii交換とかあってもいいのかな・・・って、話が脱線してるな。





 最早ただの妄想でしかないけど、YouTubeの各動画が(再生期限付きで)DSに転送されて、それがRimoみたいにカテゴリ分けで垂れ流しできる環境になればかなり面白いかもしれん。実際には無理だろうから、おもちゃ屋さんにあるアドバンスムービーのように公式コンテンツのみ転送ってのがもうすこし現実的だろうか。



 Xbox360みたいに体験版とムービーを送りつける(またはサーバに置いてダウンロードさせる)とかだけでなく、将来的に「チャンネル」と銘打っているからこそのテレビっぽい動画コンテンツは観てみたいかなー。任天堂公認のスーパーマリオ超高速クリア動画とか、過去のゲームCMとか。

ゲームとフルブラウザと音楽配信と







 池田信夫氏のブログ(http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo)、ここ最近山形浩生氏との論戦(経済学に全く明るくない僕には何が何やら・・・といった感じ。あーこの程度はなんとか理解できるくらいには勉強せんといかんのかしら?ちなみに発端となった記事ははてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/)の方で。

 そこの最近のエントリーに「日本のソフトウェアはなぜだめなのか」というのが先日投下され、先述の投稿合戦で注目を浴びたあとだけに多くの読者に注目されたのか、記事中の表記に対するコメント欄でのゲーオタ等の細やかなツッコミが面白い。



 そういや、かつては「マルチメディア機=大バクチ」的なイメージがあったのに、現在メインとなっている3機種(Xbox360PS3Wii)はそれぞれネット接続を前提とした様々なコンテンツを再生できる機能を持ってて、しかもちゃんと狙いが成功しているってのは面白いなあ。少なくともWiiについてはその方向性がしっかり成功している(というか予想以上に使いやすい)のに驚いた。360のXboxLiveも好評のようだし、PS3だってブラウザやプレイヤーなどはかなり使いやすいとのこと。

 しかし人気の明暗を分けたのは、徹底的にゲーマー向けチューンを施した360と普段あまりゲームで遊ばない層の掘り起こしを狙ったWiiに比べ、あまりにも高級機になりすぎたPS3が不利だったということだろうか。なにせ殆どの人にとってPSといえばゲームマシンというイメージなんだもんなあ。







進むフルブラウザの定額対応 “公式サイト離れ”の可能性も

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0702/26/news037.html





 携帯電話にフルブラウザ(PC用のサイトも見られるブラウザ)が搭載され、ドコモもフルブラウザ向け定額を始めたことで、携帯専用の公式サイトなどでの収益に影響が出てくるかもしれないですな、といった方向の記事。



 たしかにフルブラウザは便利なんだろうけど、やはりどうしても小さい画面なんで有る程度カスタマイズされた画面が表示されてくれると嬉しいんだよなー。ブログだとよく画面右側などに表示されているカレンダーや最新エントリーなどの項目をタブにして普段は非表示にできるとか。携帯電話フルブラウザ向けカスタマイズ、という本末転倒な内容になりそうだけども。



 個人的には、決裁のシステムがしっかりしているので公式サイト自体は無くならない(特に着うたやアプリなど)とは思うんだけど、情報系はちょっと難しいかもしれないねえ。占いやニュース、あと天気予報なんかはフルブラウザで〜ということになるのかも。そうなると数年前のアンテナサイトブームみたいなのが起こってカスタマイズしやすくなるという方向に流れていくのかなー(今もそれに近い事はあるはずだが) 情報を与える側よりも、それを収集する側に収益システムが作られる前になんとかしておくべきかもしれんですぜ。







06年の有料音楽配信売り上げ、CDシングル抜く

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/23/news075.html





 違法ダウンロードでは売上げ下がったりしないだろ(どうせそういう人の多くは元々CD買わないんだから)とは思っていたけど、ついにこんな時代が来てしまったのかー。実際、カジュアルな聴き方をする若い子(カラオケ用とか・・・って最近の高校生ってカラオケ行くの?)にとっては別にCD要らないもんねえ。

 むしろ新たな売り方が開拓できたことで良い方向に向かうかもしれない。最近はラジオ番組でオリジナルソングを募集し、選ばれた曲を着うたで販売とかやってるとこもあるんだよなあ。CDよりも身近で買いやすくなってるという点ですごい良い流れだなと。



 自作曲のデータ販売が行えるブログサービス「syncl」でも、携帯電話向け着うた配信の予定があるらしいので、僕はこっちにも大いに期待。でもここ始めるとなると、SNS3つ(mixifilnGREE)にブログが3つ(hatena、音楽配信メインのとこ、あとsyncl)でムチャクチャな事になるんだが大丈夫なのか俺。

MySpaceが日本でメジャーになるには





「わたし」対「わたしたち」――mixiと日本文化に挑むMySpace

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/16/news070.html





 アメリカでは最大手となるSNS「MySpace」と、日本での知名度がだんだんと国民的レベルにまで達しようとしているmixiとの比較を試みた記事。この記事では、両者の相違点として「MySpace=個人の情報や主張を発信するアグレッシブなサービス」、「mixi=仲間同士で繋がる和を大事にしたサービス」といったあたりを挙げている。



 新しくて自分に関係のありそうなSNSは片っ端から登録してみているのだけど、人気のあるところはやはりそれぞれに特徴が分かれていて面白い。その中で今や最大手となったmixiは、他SNSに共通する機能の中でも王道を行くスタイルで、何が発祥だったのかわからなくなるくらいにスタンダードな雰囲気を醸している。参加者が多くなったことで連絡網としての機能を果たすようになり、今後もユーザー数が減りづらいサービスのまま継続していくのかなあという印象。



 そのmixiをベースに考えると、MySpaceはかなり異質。アカウントとって曲公開してるんだけど、使ってみたイメージは「ユーザー同士で繋がりやすい簡易的なサイト構築ツール」かなあ。mixiはユーザーのプロフィールを読むのにもアカウントを取る必要があるけれど、MySpaceでは最初から外向けのページが用意されていて誰でも読める、という事から両者の使い方は全く異なるのが解る。

 MySpaceで面白いなと思ったのは、有名アーティストもユーザーとしてアカウントが広く公開されており、ファンクラブ的な繋がりとしてそのアーティストにフレンド登録の許可を貰う、という行為が一般的であること。僕のアカウントでもジェフ・ミルズやベン・シムスなどがフレンドリストに登録されている。mixiではコミュニティで大体の嗜好が解るけど、それに近いと言えるかも。



 MySpaceは音楽の公開のための場所と考えると使いやすいし、実際全く知らない海外のユーザーからのフレンド登録もちょこちょこ来ているけど、使いこなすとなると受け身だけではいられないのが日本人には大きな難点かもしれん。なにせmixiはログインするだけで他ユーザーの日記の更新状況などがすぐに確認できるし(MySpaceも無くはないが使いづらい)、基本機能はほぼ全て携帯電話からも見られるってのは大きいのかなーと。

 ただ個人的には、下手にmixiクローンやモバゲークローンでSNSを構築するよりも、かなり毛色の差があるMySpaceのほうが面白がられる可能性はあるかもしれないなーと思っていたりする。決め手は、クローズドな雰囲気に飽きた人向けに「フレンド同士が繋がるという日本製SNS的な要素を持ちながら、日記等の情報は外向けに配信できる」ってことを強調するとかなのかなあ。ただ進化の方向がどんどんとブログ的になっていっても困るかなとは思うけども。



 日本でMySpaceを流行らせようとするなら、やっぱりアーティストやタレント等有名人のアカウントを今後どんどん増やすしかない、ってことになるのかなあ。ラジオ番組のパーソナリティが専用の音声コンテンツを作って配信し、フレンドリストで各リスナー同士を繋いでいくとか、そこから曲や声を番組内へフィードバックするとか、っていうのも面白そうだな。

著作権保護期間延長の話はあまりに不毛すぎる







「著作物の利用許諾、ネットで簡易に」 著作権保護期間延長派が計画

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0701/25/news121.html





 おもわず「ギャー!」と叫びたくなる内容だなあ。著作物の著作権保護期間を現在の50年から70年に延長したいという人たち(延長派)が、「保護期間中のものについては利用の際の手続きをカンタンにしちゃえば延長しても問題ないんじゃね?」と主張しておるよ、という話。

 手続きをよりカンタンにする、というのは大賛成。これにより、死後数年程度のものでも手続きが楽になるから、引用などが少しはやりやすくなるのかなあと思う。でも期間延長については僕は反対派なんだなー。



 この記事の中でも、延長派の人たちは様々な意見を述べているんだが・・・個人的にはやはり「延ばす事自体は著作物を作りづらい世の中にしてしまう可能性がある」と思っちゃう部分が多い。あと、主張している発言の意味がよくわからんなー、というところも多いんだよな。

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