あったらいいなCDJこんな機能妄想

 昨日のメモの続き。

 PCから曲をロードしてCDJ等ターンテーブルに落とす、という方法でのDJプレイを考える。っても、この方法に近い手法はすでに「ファイナルスクラッチ」で実現されている。あちらは「TRAKTORで選曲し、スクラッチなど曲自体へのダイレクトな操作はPCにライン入力されたターンテーブルで操作する(LPは専用のものを使用し、刻まれた専用の信号を拾って回転の状況を確かめ、その動きをTRAKTORに反映させる)」ってゆうなかなかに強引な方法だった。だが、LP派の人から見ればやはりLPを手で触れてスクラッチできるというだけでも大分直感的に作られていると言えるのだろう。

 CDJの場合はもうすこしデジタルな手触りだが、スクラッチが可能な上位機種での操作に慣れてしまえばこっちのもの。作った曲データをCD−Rに焼いてすぐにプレイでき、しかもスクラッチも可能なわけで、これはかなり便利なのである。このCD−RをPCに置き換えると、CDの入れ替え無しに無尽蔵とも言える容量のHDDからデータを取り出してプレイが可能になるんじゃなかろうかと思う。
 実現のための第一歩として、CDJにUSBポートを装備してPCとのリンク強化を図る。そしてPCからは専用アプリまたは提携するプレイヤー等を起動して曲を選択し、USB経由でCDJに送る、というのでもいいかな。いや逆にPCで再生を処理して、CDJはコントローラとしての役割を持たせるという方法もあるなあ(ファイナルスクラッチと同じ要領) 前者の場合は外部のミキサーが使えるが、後者はTRAKTORと同じ要領でミックスできるしプレイの内容がそのまま保存できるのでどちらも便利。
 ・・・って、すでにパイオニアではCDJの基本性能をそのまんまシミュレートしたソフト「DJS」がリリースされてるじゃないですか。これを対応させれば完璧でしょ、それこそそのままファイナルスクラッチな動作ができるはず。トライアルバージョンがダウンロードできるみたいなので、これはあとで試してみよう。最低動作環境ってどんなもんなんだろ?
 CDJをコントローラとして利用する方法はシーケンサーにも使えるかも。さすがに演奏中のデータに直接スクラッチなどを加えることは出来ないが、MIDIコントローラのホイールの代わりとか、あとサンプラーの特定サンプルを操作できるといいかもしんない。

 ところで、曲を入れるフォルダを、DJとVJの共通のネットワークフォルダとして指定しておけば、フォルダごとにVJ素材も関連づけられて面白そうだなー、ということを昨日のメモの一番最後に書いた。このまんまの機能ではないが、なんとCDJのインターフェースで映像までコントロールできるDVDプレイヤー「DVJ」がリリースされている。すごいなこれ。具体的にどう使うのかよくわからんが面白そうである。