使用テストとしてfilnでの日記を転載


 奥様の車にCD+MD+カセットデッキなカーステレオシステムが搭載されたので、記念に一番最初にプレイするCDとしてスネークマンショースネークマンショー」を突っ込んでみた。しかし、奥様はさぞ脱力することだろうなクフフッと思っていたら「メケメケ」で楽しそうに踊ってたので悔しい。


 その車で超久々にTMネットワークの「GORILLA」を聴いたんだけど、なんかもお「I wanna TV」がすさまじくアニソン風味で笑えたなあ。なんでこんなの好きだったんだろうと冷静に聴く自分と、やっぱり大好きでここ数年聴いてなかったのに普通に歌詞を思い出せるTM大好きっ子の自分とがせめぎ合い。
 てゆうかあれだ、昔のTMがアニソン風味なんじゃなくて、90年代くらいのアニソンが小室味だったんだよな。すべては小室の遺伝子を受け継いで進化した朝倉大介(当時accessだったよね?)と、2UNLIMITEDとかユーロビート系な曲とかとの交配で突然変異したTWO MIXの功罪なのだろうな、と勝手に解釈するのである。

 この多摩ネットワーク3枚目のアルバムであるところのGORILLAは、ここまでのアルバムでのイメージ(トロピカルでアイドルな方向)と、その途中にリリースされたコンセプトミニアルバム「Twinkle Night」(OVA「吸血鬼ハンターD」の曲もあるんだよなー)の両方の色を受け継いだアルバムで、その後の変化を予感させる内容でもある。この次にリリースされたアルバム「Self Control」では既に小室節が完成しているので、ここらあたりまでが進化の過程だったんだろうな。
 TMの代表曲としてよく取り上げられる「GetWild」あたりはすでに小室節で作られているのだが、TM時代に唯一訪れた小室の作曲スランプの時期に書かれた曲が中心になっている2枚目のアルバム「Childehood's end」やこのGORILLAにも名曲多いんだぞ!「Fnatastic Vision」とか「confession」とか素敵じゃないか!
 とかまあ色々語っても仕方ない。僕にとって音楽の始まりはTMネットワークで、もはや彼らの曲はすべて好きで当然というところからスタートしているので参考にならんのだよなー。

 ところで僕はその90年代のアニソンがどうにもなじめないんだけど、これは多分遺伝子の親元であるTMの曲を夢に見るまで聴きまくったことに起因しているのではないかと思った。当時の記憶が亜種を認めないと叫んでいるのかもしれないなーなんてな。